靖国神社落書きの中国籍の男を逮捕 器物損壊と礼拝所不敬容疑 警視庁公安部

東京都千代田区の靖国神社で石柱に落書きが見つかった器物損壊事件で、日本在住の中国籍の男が、事件に関与している疑いが強まったとして、警視庁公安部は９日、器物損壊と礼拝所不敬の疑いで逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。公安部はすでに中国に出国した中国籍の男２人も同容疑で逮捕状を取り、捜査を進めている。

捜査関係者によると、男３人は、５月３１日午後９時５５分から午後１０時までの間、靖国神社入り口の「社号標」という石柱に赤いスプレーを使い、「Ｔｏｉｌｅｔ（トイレ）」と落書きした疑いが持たれている。

６月１日朝、通行人が発見し、周囲にいた警察官に伝えた。

捜査関係者によると、３人のうち１人が落書きをし、もう１人が撮影。２人は落書きをした直後の６月１日未明の便で中国・上海に出国した。もう１人の男は、日本に住んでおり、２人と行動をともにしていた。