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「記憶にない」と繰り返す百条委の斎藤知事「全て覚えているほど全能ではない」

産経ニュース / 2024年8月30日 16時37分

百条委員会の証人尋問のため会場に入り、証人席で一礼する斎藤元彦兵庫県知事=30日、神戸市中央区の兵庫県庁(南雲都撮影)

兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを調べる県議会調査特別委員会(百条委員会)が30日開かれ、斎藤氏本人への証人尋問が行われた。県職員による斎藤氏への事業説明で、自身が把握していない事業が話題になった際、職員を叱責したとされる件について「記憶にない」との答弁を繰り返した。

百条委の委員は、空飛ぶクルマ関連の事業が新聞で報じられた後に知事室を訪れた担当者を「何これ、聞いてない」「空クル(空飛ぶクルマ)は知事直轄、勝手にやるな」と叱責したとの疑惑を追及した。

叱責したかとの質問に斎藤氏は「記憶にない」と否定。「いろんなレク(説明)を受けていて、一つ一つ覚えていない。『聞いていない』ということから、私は合理性があると思う」と答えた。

一方で「私も完璧な人間ではない。一回聞いたことを全て覚えているほど全能ではない。大量の資料の内容は失念することがあり、聞いていないと言ってしまうことはある。そこは注意しないといけない」とも主張。委員は「知事に完璧な人間を求めているのではない」と指摘し、やり取りがかみ合わない場面もみられた。

空飛ぶクルマ事業を巡る叱責については、斎藤氏の尋問に先立ち、30日午前に県職員の証人尋問が行われ、職員は当時を振り返り、「これほどきつい言葉を上司からかけられたことは、県職員になってからなかった」と証言している。

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