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警視庁巡査長を免職 「小遣いほしかった」死亡女性の遺族方から現金20万円盗んだ疑い

産経ニュース / 2024年7月5日 15時38分

警視庁外観

業務で立ち入った住宅から現金20万円を盗んだとして、警視庁は5日、窃盗容疑で下谷署刑事組織犯罪対策課の男性巡査長(38)を書類送検し、懲戒免職とした。巡査長は「遊んだりする小遣いが欲しかった」と容疑を認めている。

警視庁によると、巡査長は3月15日夕方、80代女性が東京都台東区の住宅で倒れ、搬送先の病院で死亡した事案の捜査で、現場となった遺族方を訪問。同僚が遺族と話している間、現場の写真撮影をしながら、戸棚の引き出しを開けて現金を盗んだという。

巡査長は調べに対し、今年に入って2回ほど、同様の手口で別の住宅から貴金属などを盗み、換金して約10万円を得たと供述しているという。

幡野徹警務部参事官は、「職務の信用を著しく失墜させる行為であり、厳正に処分した。規律の保持と適正な職務執行について、改めて徹底していく」とコメントした。

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