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厚労省、腎臓被害の原因物質を「プベルル酸」と特定 小林製薬「紅麹」サプリ

産経ニュース / 2024年9月18日 16時4分

小林製薬の「コレステヘルプ」

小林製薬の「紅麹(べにこうじ)」成分を含むサプリメントによる健康被害問題で、厚生労働省は18日、健康被害のあった原料から検出された青カビから発生する天然化合物「プベルル酸」を腎障害の原因物質と特定したと明らかにした。プベルル酸以外に検出されていた他2種類の化合物からは、動物実験の結果、腎臓への毒性は確認されなかった。

厚労省によると、これまでに小林製薬がサプリを製造していた大阪工場と、子会社の和歌山工場で青カビが存在していたことが確認され、採取して培養したところ、被害が報告された製品にプベルル酸が含まれていたことが分かっていた。

また、プベルル酸以外に被害が報告された製品の原料ロットから検出された他2種類の化合物は、紅麹からできる有効成分「モナコリンK」に青カビが培養段階で混入してできたものだと推定され、腎毒性について国立医薬品食品衛生研究所(国衛研)と調査を行っていた。その結果、厚労省は動物実験などを通じて、サプリから検出された他の2種類の化合物に腎障害への影響がないことを確認したという。

厚労省は、プベルル酸が腎障害を引き起こすと確認されたことを受け、今後、同一事案の発生防止のため食品衛生法上の措置を検討するとしている。

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