風俗スカウト「アクセス」幹部ら逮捕 斡旋受けた石川県のソープランドも摘発

警視庁

全国の性風俗店に女性を斡旋し、摘発を受けた巨大スカウトグループ「アクセス」を巡り、警視庁の特別捜査本部は職業安定法違反の疑いで、新たにアクセス幹部の会社員、平良直也容疑者（31）＝沖縄市美里仲原町＝と、職業不詳の石山大樹容疑者（29）＝東京都渋谷区宇田川町＝を逮捕した。平良容疑者は容疑を認め、石山容疑者は「言いたくありません」と黙秘している。

警視庁はアクセストップの遠藤和真被告（33）＝職業安定法違反罪で起訴＝も同容疑で再逮捕した。黙秘を続けていたが容疑を認め、「（風俗店から受け取る）顧問料は私を含めた運営側で全て受領していた」などと話しているという。

保安課によると、アクセスにはA、B、Cチームがあり、平良容疑者はBチーム幹部の「チーフ」。石山容疑者は部下で、約630万円を稼いだ月もあったという。

逮捕容疑は令和6年8月、埼玉県川口市のソープランドに20代女性を斡旋したとしている。

また、警視庁は売春防止法違反の疑いで、石川県加賀市のソープランド「キューティードール」従業員、中村永次容疑者（58）＝同市山代温泉大和町＝ら男2人も逮捕した。同店は6年4月以降、アクセスから女性約80人の斡旋を受け、約660万円の紹介料「スカウトバック」を支払っていたとみられる。メンズ地下アイドルやホストクラブでの支払い目的で働いていた女性も複数いたという。