ホテル遺体の身元は17歳少女と判明 同行の男、防犯カメラに写らず姿消す

大阪府警本部＝大阪市中央区

大阪市中央区道頓堀にあるホテルの一室で28日深夜に見つかった女性の遺体について、大阪府警南署は29日、大阪市生野区の無職の少女（17）と判明したと明らかにした。少女と一緒にホテルに入った男は見つかっておらず、同署は男が何らかの事情を知っているとみて行方を追っている。

同署によると、少女が所持していたスマートフォンの捜査などから身元を特定した。ホテルの防犯カメラには28日夕、男が少女とホテルに入る姿は写っていたが、男がホテルから出る様子は写っていなかった。また、少女がいた2階の部屋は入り口が施錠されていた一方、窓の鍵はかかっていなかったという。

少女に目立った外傷はないといい、同署は今後、司法解剖して死因を調べるとともに、事件に巻き込まれた可能性も視野に捜査を進める。