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「兵庫県政は極めて深刻な事態」斎藤知事の告発文書問題で神戸市の久元市長が憂慮

産経ニュース / 2024年7月26日 18時57分

記者会見に臨む神戸市の久元喜造市長=26日午後、神戸市役所(地主明世撮影)

兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを告発する文書を作成した元西播磨県民局長の男性(60)が死亡した問題をめぐり、神戸市の久元喜造市長が26日の記者会見で、2人の県職員が亡くなっていることなどを踏まえ、現状の県政について「極めて深刻な事態だ」と指摘する一方、斎藤氏の出処進退については「本人が判断すべきことで口をはさむべき立場にない」と述べた。

問題をめぐっては、文書を作成した男性が今月7日、死亡しているのが見つかった。また、文書の中で業務を理由に病気療養中と記載された県の男性職員も4月に死亡していたことが判明している。

久元氏は、一連の問題を受け、県内29市の市長でつくる「県市長会」で一連の問題について市長間で意見交換を求める声があがっていることに言及。斎藤氏の知事就任以降、「市町との率直な意思疎通を欠くことや、事前相談がないままに方針が伝えられる不満が市長や町長の中に存在していたことは事実だ」とし、「(県市長会の)その場の議論にしっかりと参画したい」と述べた。

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