「このままだと危ない」屋根破損で工事必要と嘘、リフォーム詐欺未遂で２９歳男を逮捕

警視庁外観

屋根に破損があり、工事が必要などと噓をつき現金をだまし取ろうとしたとして、警視庁八王子署は詐欺未遂などの疑いで、東京都府中市宮町、職業不詳、片山洸生（こうき）容疑者（２９）を逮捕した。認否を留保している。

逮捕容疑は令和５年１０月１８日午後３時ごろ、東京都八王子市の７０代男性に、屋根の工事費として現金約４３万円をだまし取ろうとしたとしている。

男性方には１７日、片山容疑者と男１人が現れ、屋根に上がって点検。屋根瓦が「このままだと危ない」などと画像を見せて信じ込ませていた。１８日には片山容疑者が契約のため再度やってきた。

２４日に別の男２人が工事のため現れたが、態度などから不審に思った男性が八王子市消費生活センターに相談し、発覚した。男性はすぐに契約を解除したという。

同署によると、片山容疑者は「翔輝創建」という会社名に、実名が入った名刺を持っていた。ほかにも４年７月～５年１０月、片山容疑者が関与しているとみられる相談が７件寄せられているといい、関連を調べている。