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堀井学衆院議員の元秘書を任意聴取 東京地検特捜部、近く本格捜査へ

産経ニュース / 2024年7月17日 21時22分

自民党の堀井学衆院議員(坂本隆浩撮影)

自民党の堀井学衆院議員(52)=比例北海道、当選4回=が自分名義の香典を秘書を通じて配っていた疑いがある問題で、東京地検特捜部が堀井氏の元秘書から任意で事情を聴いていることが17日、関係者への取材で分かった。香典だけでなく、枕花を配っていた疑いも判明。特捜部は公選法違反(寄付行為)などの疑いで近く捜査を本格化させるもようだ。

関係者によると、特捜部は今年に入り、堀井氏の元秘書ら複数の関係者を任意で事情聴取。堀井氏名義で香典を配っていたことなどを確認したとみられる。

堀井氏の元秘書らは令和4年前後、堀井氏の指示を受けて選挙区内の有権者が関係する複数の葬儀に出席し、堀井氏名義の香典を渡していた疑いがある。堀井氏は葬儀に出席しておらず、堀井氏の代理として出席していたとみられる。

元秘書らは、1万円を超える香典のほか、故人の枕元に飾る枕花を贈るケースもあったとされる。元秘書の一部は堀井氏に配布停止の提案もしたが、堀井氏は拒否したという。

公選法は政治家が有権者に金銭や物品を提供することを寄付行為として禁止。政治家本人が葬儀などに出席して香典を渡す場合をのぞき、秘書や家族が政治家名義で香典を渡せば50万円以下の罰金が科せられる。

堀井氏を巡っては自民党派閥パーティー収入不記載事件で、安倍派から還流された計約2千万円を自身の政治資金収支報告書に記載していなかったことが判明。今年6月には次期衆院選への不出馬を表明していた。

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