1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

希少種「ビルマホシガメ」の管理費を詐取容疑 サンシャイン水族館の元館長らを書類送検

産経ニュース / 2025年1月23日 11時13分

警視庁の看板=東京都千代田区

国から委託を受けた絶滅危惧種「ビルマホシガメ」の飼育数を実際より多く報告し、飼育費をだまし取ったとして、警視庁生活環境課は23日、詐欺の疑いで、東京・池袋のサンシャイン水族館元館長の男(60)=埼玉県富士見市=ら4人を書類送検した。いずれも容疑を認めている。

同課によると平成11年、海外から密輸入されたビルマホシガメ15匹を税関が押収。押収した動物の管理を行う経済産業省が同水族館に飼育を委託し、定期的に飼育数を報告させて、それに応じた飼育費を支給していた。

水族館は15年、飼育スペースが狭くなったことなどを理由に、このうち10匹を同館元職員に譲渡。しかし、その後も譲渡前の飼育数を報告したり、「カメが病気で死んだ」などと徐々に報告数を減らして帳尻を合わせたりして飼育費を不正に受け取っていたという。15年以降、約189万円を不正に得たとみられる。

書類送検容疑は平成30年~令和4年、カメの飼育数の虚偽報告を行い、経済産業省から飼育費計約15万円をだまし取ったとしている。

また、同課は水族館が譲渡したカメを他人に販売したとして、種の保存法違反の疑いで、元職員でダイビングショップ運営会社役員の女(56)と、同役員の夫(57)も逮捕した。

女は平成15年にカメを譲り受けた後、「増えすぎて飼いきれなくなった」などとして、繁殖したカメを夫とともに譲渡していたとみられる。

ビルマホシガメはミャンマーに生息するリクガメで、25年に国際希少種に指定された。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください