松島新地で売春あっせん疑いで5人逮捕、ホストクラブの支払い困難な女性狙ったか

売春防止法違反の疑いで捜索した松島新地の料亭から押収物を運び出す大阪府警の捜査員＝令和6年10月14日午後11時29分、大阪市西区（木津悠介撮影、一部画像処理しています）

大阪市西区の歓楽街「松島新地」の料亭で売春を仲介したとして、大阪府警は15日、売春防止法違反（周旋）の疑いで、大阪市西区新町の風俗店経営、奥田千城（たてき）容疑者（31）と従業員の男女4人を逮捕したと発表した。

奥田容疑者は大阪・ミナミのホストクラブの経営にも関与していたとみられる。府警はホストクラブでの売掛金（つけ払い）の支払いが困難となった女性客に松島新地で売春させていた疑いがあるとみて調べる。

府警は14日深夜、130人態勢で松島新地の料亭「千姫」、「天姫」など系列5店舗や大阪市中央区のホストクラブ「SWAMP」など関係先約20カ所を家宅捜索した。

奥田容疑者らの逮捕容疑は共謀して4～10月、松島新地の料亭で、従業員の女性に男性客を売春の相手として引き合わせたとしている。

府警によると、昨年12月に「ホストクラブで支払い困難となり、松島新地で働かされている女性がいる」との情報提供があり、捜査していた。