歌舞伎町のコンカフェ4店舗摘発 無許可接待疑い 行政指導従わず、未成年少女勤務も

東京・歌舞伎町のネオン街＝東京都新宿区（松本健吾撮影、本文とは関係ありません）

無許可で接待営業を行ったとして、警視庁少年育成課は風営法違反の疑いで、東京・歌舞伎町のコンセプトカフェ「GroovE」経営者、久場政弥容疑者（39）＝住所不詳＝ら5人を逮捕し、3人を書類送検した。6人は容疑を認め、2人は否認、一部否認している。

摘発されたのは同店の他、いずれも歌舞伎町のコンセプトカフェ「遊可憐」「推ししか勝たん」「BAR　賭ケタガリ」の在店責任者や従業員。

同課によると、このうち「GroovE」は午後6時から午前5時まで営業。「トー横」で深夜徘徊（はいかい）をしていて補導された当時16歳の少女がこの店で働いていたことが分かり、警視庁が立ち入り検査を行っていた。

他の店でも未成年者が働いているとの情報提供や接待に関する通報があるなどし、警視庁は4店舗に行政指導を行っていた。

逮捕、書類送検容疑はいずれも20日夜、風俗営業の許可を受けず、女性従業員が男性客に対しカウンター越しや同席して接待するなどの営業を行ったとしている。