「アルファード」窃盗疑い ヤードと実行役つなぐブローカー逮捕

警視庁外観

トヨタの高級ミニバン「アルファード」を盗んだとして、警視庁捜査3課は窃盗の疑いで、東京都新宿区百人町、自営業、川崎モハマッドアリ容疑者（24）を逮捕した。川崎容疑者は、自動車窃盗グループで、ヤードと実行役をつなぐブローカーだったとみられる。

逮捕容疑は共謀し、令和5年6月28日午前2時ごろ、さいたま市の駐車場内で、墨田区の男性＝当時（63）＝が所有するアルファード1台（時価約361万円相当）を盗んだとしている。川崎容疑者は「車を直接盗んだりしたことはありません」と供述しているという。

捜査3課によると、グループは4年2月～5年6月、東京、千葉、埼玉の1都2県で車のコンピューターに接続して解錠したり、エンジンを始動させたりする特殊機器「CANインベーダー」を使用して車を窃盗。被害は計84件、被害額は計約3億7千万円に上るとみられる。盗難車はアラブ首長国連邦（UAE）やタイに不正輸出されていた。