京都のコロナ委託料過大請求、容疑の元社員の２人を再逮捕

京都府警本部＝京都市上京区

新型コロナウイルスワクチン接種の関連業務を京都市から委託された「日本トータルテレマーケティング」（東京）による過大請求事件で、京都府警は３日、人件費を水増しし委託料をだまし取ったとして、詐欺の疑いでいずれも同社元社員の東幹雄（４７）＝詐欺罪で起訴済み、大分県別府市＝と、三浦俊介（４２）＝同、大阪市淀川区＝の両被告を再逮捕した。２人は容疑を認めている。

再逮捕容疑は共謀して令和５年１～３月、業務に従事していない計９４人分のタイムシートを市に提出するなどし、４年１０～１２月分の委託料を約３千万円水増しして詐取したとしている。

府警によると犯行当時、東容疑者は京都のコールセンターのセンター長、三浦容疑者はセンター長代理の立場だった。容疑者らはほかの自治体の業務に従事していた従業員のタイムシートを流用するなどし、水増しを行っていたという。