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小4刺傷、容疑者が被害女児に「申し訳ない」 服役先で5月末から任意聴取も当初は否認

産経ニュース / 2024年11月7日 17時1分

容疑者の移送に合わせ、兵庫県警たつの署前に集まる報道陣=7日午前、兵庫県たつの市(泰道光司撮影)

兵庫県たつの市で平成18年、小学4年の女児が刃物で刺され、服役中の男が殺人未遂容疑で逮捕された事件で、兵庫県警幹部は7日午後に行った説明で、勝田州彦(くにひこ)容疑者(45)から今年5月末以降、服役先の刑務所で繰り返し任意聴取をしていたと明らかにした。当初は関与を否認していたが、その後関与を認めるようになったという。

県警幹部は、女児につけられた傷などの犯行態様から、供述の信用性が高いと判断したと説明した。また、勝田容疑者が被害女児に対し「申し訳ないと思っています」と謝罪の言葉を口にしているとも述べた。

捜査関係者によると、県警の任意聴取で、勝田容疑者が「女の子を物色していた」という趣旨の供述をしていたことも判明。被害女児とは面識がなかったとみられ、県警は今後、詳しい動機や経緯を調べる。

逮捕容疑は18年9月28日午後6時20分ごろ、たつの市新宮町新宮の路上で、学習塾から帰宅途中だった小学4年の女児=当時(9)=の胸などを複数回刃物で刺し、殺害しようとしたとしている。現場周辺の防犯カメラには、リュックサックを背負って立ち去る不審人物が写っていた。

捜査関係者によると、勝田容疑者は任意聴取で、たつの市の事件とともに、翌19年に同県加古川市で小学2年の鵜瀬(うのせ)柚希さん=当時(7)=が刺殺された事件への関与も示唆した。ただ、鵜瀬さんの事件は目撃情報や有力な物証などが乏しく、県警は慎重に捜査を進める。

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