広域強盗、所沢事件で逮捕・起訴の男を再逮捕へ 国分寺事件のリクルーター役疑い

首都圏で相次いだ広域強盗事件を巡り、昨年9月に東京都国分寺市の住宅で多額の現金などが奪われた事件に関与したとして、警視庁捜査1課が6日にも強盗致傷などの疑いで、名倉優也被告（31）＝強盗致傷罪などで起訴＝を再逮捕する方針を固めたことが、捜査関係者への取材で分かった。

名倉被告は昨年10月に埼玉県所沢市で発生した強盗致傷事件のリクルーター役として逮捕、起訴されている。捜査関係者によると、国分寺事件でもリクルーター役として実行役の佐藤聖峻（きよたか）被告（25）＝強盗致傷罪などで起訴＝をSNS上で勧誘し、指示役から報酬を受け取っていた疑いが強まったという。

国分寺事件は昨年9月30日未明に発生。男らが60代の女性方に押し入り、女性へ暴行して重傷を負わせた上、現金約550万円とネックレスなど14点（時価計約8千円）を奪った。これまでに実行役と、現金の運搬役、受取役の計4人が逮捕されている。