ビンタ1回500円、無許可で接待 容疑で大阪・ミナミのコンセプトカフェ経営者ら逮捕

大阪府警本部＝大阪市中央区

大阪・ミナミの繁華街で接待営業するコンセプトカフェとバーを無許可で営業したとして、大阪府警南署などは5日、風営法違反（無許可営業）の疑いで、大阪市中央区東心斎橋のコンカフェ「I・Gカフェ」経営者、屋根下岳（やねしたがく）容疑者（31）＝大阪府東大阪市＝を逮捕したと発表した。

店は午前0時以降は女性客がメインの「I・Gバー」として男性従業員が接客するバー営業に切り替えていた。屋根下容疑者は容疑を認め「許可を取ると午前1時以降の営業ができなくなってしまい、収入が減ってしまう」と供述している。

同署によると、女性従業員が1回500円で客にビンタするサービスや、客と一緒にゲームをするなどの接待行為が確認されたといい、府警の指導にも従わなかった。

府警は他に同店の店長や従業員の22～30歳の男女計4人を同容疑で逮捕した。5人の逮捕容疑は共謀し、6～9月、府公安委員会の許可を得ず、従業員に客の接待行為をさせる店を営業したとしている。