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<独自>空飛ぶクルマの協定「聞いてない」「勝手にやるな」と斎藤知事が激しく叱責 県職員証言

産経ニュース / 2024年8月30日 16時3分

兵庫県百条委員会 百条委員会の証人尋問に出席し、宣誓する斎藤元彦兵庫県知事=30日、神戸市中央区の兵庫県庁(南雲都撮影)

兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを調べる県議会調査特別委員会(百条委員会)で30日、非公開形式の証人尋問に出頭した県職員が、昨年1月に斎藤氏から「何これ」「勝手にやるな」などと激しく叱責され、説明を諦めて退室したことがあったと証言したことが分かった。関係者への取材で判明した。県職員は「これほどきつい言葉をかけられたことは、県職員になってからなかった」と述べた。

県職員は昨年1月16日午前、翌週に予定されていた「空飛ぶクルマ」の開発メーカーとの協定締結式について斎藤氏に説明しようとした。担当者とともに知事室に入ったところで、斎藤氏から大声で「何これ」と一喝されたという。

続けて斎藤氏は「聞いてない」「そらくる(空飛ぶクルマ)は知事直轄なんだから勝手にやるな」と激しく叱責した。

その後、職員は締結式についての説明をしようと試みたが、説明の途中で斎藤氏に「やり直し」と遮られるなどしたため、説明は不可能と判断し、途中で退室したという。

さらに、百条委の委員から斎藤氏の対応が適切だったかなどと問われると、斎藤氏が「聞いてない」と述べた点について、事前に幹部から説明があったはずだとした上で「理不尽だと感じた」と述べた。説明をあきらめて退室せざるを得なかった点については、斎藤氏らに対し「かなり腹が立った」と明かした。

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