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広域強盗1都3県で7件関連か 警察庁「グループの徹底検挙」を指示

産経ニュース / 2024年10月8日 16時39分

東京都と埼玉県で相次いだ強盗事件を巡り、今年8月以降、手口が似た事件が少なくとも7件発生していることが8日、警察庁への取材で分かった。実行役が交流サイト(SNS)の「闇バイト」で集められているなどの共通点があり、警察当局は匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)による事件とみている。警察庁は8日、関係する警察の捜査幹部を集め、グループの上位にいる人物の摘発と全容解明を指示した。

警察庁によると、8月以降、東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県で、高齢者が住む住宅や質店などを狙った強盗が少なくとも7件発生。関連を捜査している。

このうち、今月1日に埼玉県所沢市の住宅で住人男性(85)が刃物のようなもので切り付けられ、約8万円を奪われた事件で、埼玉県警は7日夜、強盗致傷容疑などで公開手配していた住所、職業不詳の森田梨公哉(りさや)容疑者(24)を逮捕した。すでに逮捕されていた3人と面識はなく闇バイトで事件に関与したとみている。

捜査関係者によると、森田容疑者は、東京都国分寺市で9月末に起きた強盗致傷事件への関与もほのめかす供述をしている。国分寺事件で森田容疑者は、所沢事件で逮捕された佐藤聖峻容疑者(24)と2人だけで現場に押し入ったとみられることも判明。現場にはそれぞれ車を運転して向かい、見張り役もいなかったとみられる。

4事件のうち所沢市、さいたま市、国分寺市の3件では秘匿性の高い通信アプリが使われ、同一とみられるアカウントから実行役への指示があった。

警察庁は8日、警視庁と埼玉、神奈川、千葉、福岡の4県警の捜査幹部を集め、緊急の捜査会議を開催。谷滋行刑事局長は「国民の体感治安に大きく影響を及ぼしている」とし、「犯罪グループを徹底検挙して全容を解明し、犯行の抑止を図ることが求められている」と述べた。

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