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事実認定と評価は非公開の協議会で 兵庫・斎藤知事の告発文書疑惑、百条委が大詰め議論へ

産経ニュース / 2025年1月27日 20時20分

兵庫県議会の百条委員会で発言する奥谷謙一委員長(左)=27日午前、神戸市中央区

兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題で、斎藤氏による職員らへのパワハラ疑惑などの真偽を調べる県議会調査特別委員会(百条委員会)が27日開かれ、これまでの証言を整理した報告書の素案が委員に示された。疑惑への評価の項目は空欄になっており、今後、非公開の協議会を設置して事実認定や評価を検討。報告書は県議会の2月定例会に提出される予定で、調査は大詰めを迎えた。

終了後、取材に応じた奥谷謙一委員長は「近日中に事実認定のたたき台を示し、非公開の協議会で議論を進める」と話し、各委員の合意を目指す考えを示した。

百条委は昨年6月から、告発文書に記載された斎藤氏のパワハラや贈答品受領などの7項目の疑惑に加え、告発文書を作成し一部報道機関などに配布した元西播磨県民局長の男性=昨年7月に死亡=を公益通報者として保護することなく懲戒処分とした県の対応について審議。斎藤氏や関係者への証人尋問を行い、経緯や認識などを調べていた。

この日、奥谷委員長は報告書の構成について整理した素案を委員に提示。また、県議らへの聞き取り調査結果の一部も公開された。告発文書を作成した男性の処分につながる背景として、男性のプライベートな情報を元総務部長の井ノ本知明氏から見せられたという証言もあり、ある県議はその目的を「(男性が)信用できない人間だと印象付けることだったと思う」などと指摘した。

百条委をめぐっては、昨年11月投開票の知事選の選挙期間中から、委員らに対する交流サイト(SNS)上の誹謗(ひぼう)中傷が相次いだ。今月18日には、百条委元委員で誹謗中傷を理由に知事選後に県議を辞職した竹内英明氏(50)が死亡。27日の会合では冒頭、委員らが沈痛な表情で竹内氏に黙禱(もくと

う)をささげた。

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