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名画に食べ物投げつけ、道路や橋を封鎖 環境活動家の「エコテロ」世界各国で相次ぐ

産経ニュース / 2024年6月14日 15時0分

ゴッホの絵画「ひまわり」にトマトスープをかけたアンナ・ホランド氏(右)ら(ジャスト・ストップ・オイル提供)

明治神宮外苑(東京都港区)の再開発事業への抗議目的で伊藤忠商事の東京本社敷地内に落書きしたなどとして、外国籍の環境活動家ら5人が14日、偽計業務妨害容疑などで警視庁公安部に書類送検された。環境活動家の過激な活動は「エコ・テロリズム」と呼ばれ、世界各国で問題となっている。とくに欧米では、美術館でゴッホやモネの名画に食べ物を投げつけたり、各地で道路や橋を封鎖したりする事案が相次いでいる。

温暖化対策を訴える環境活動家らは2022年ごろから、文化財を標的にした抗議活動を活発化させている。ドイツ・ポツダムの美術館で、ドイツの環境活動家がクロード・モネの「積みわら」にマッシュポテトを投げつけた。ロンドンの英国立美術館では、ゴッホの「ひまわり」に缶詰のトマトスープを投げつけた。

パリのルーブル美術館でも、レオナルド・ダビンチの「モナリザ」にケーキが投げつけられた。イタリア・フィレンツェの美術館では、ボッティチェリの「春」に2人の活動家が接着剤で手を貼り合わせた。

いずれも絵画そのものは保護ガラスに守られ、破損を免れたが、活動家らは器物損壊などの疑いで連行されている。

交通量の多い道路を封鎖する抗議活動では、大渋滞が起きるなどしている。昨年、ドイツ・ベルリンでは、環境活動家が、道路に座り込み、排除しようとした警察官に対抗し、接着剤で道路に手を接着させる行為に出た。

今年に入ってからは、スウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥンベリさんらが、化石燃料への補助金に反対するオランダ・ハーグでの抗議活動で、幹線道路を封鎖しようとした参加者とともに警察に拘束された。

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