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<独自>高級コーヒーメーカー受領の兵庫県幹部を任意聴取 知事文書問題、収賄罪で告発状

産経ニュース / 2024年7月4日 14時0分

兵庫県警本部=神戸市中央区

兵庫県の西播磨県民局長だった男性(60)が斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを告発する文書を作成し、懲戒処分を受けた問題で、文書で指摘された県内企業からの贈答品の受領を認めた県幹部について、兵庫県警が任意で事情聴取したことが4日、関係者への取材で分かった。収賄罪でこの幹部の告発状が県警に提出されたことも判明。県警は告発を受理するかの判断にあたり、贈答品の受領経緯や趣旨などを確認したもようだ。

幹部は県産業労働部長(56)。文書には斎藤知事が昨年8月、「アラジンブランド」で知られる家電・調理器具メーカー「千石」(同県加西市)を訪問した際、同行していた部長に対し、同社が贈与を申し出た高級コーヒーメーカーを秘書課に送らせるよう指示したなどと書かれていた。

部長は今年4月の県議会常任委員会で、商品を自分宛てに送るよう依頼したと認める一方、斎藤知事からの指示は否定。斎藤知事も指示はしていないとした。

県は、従業員の奨学金返済を支援する県内企業に補助金を支出する制度を設けている。同社もその対象で、部長らはこの制度に関して意見交換などをするために同社を訪問したという。

部長は商品を受領した理由を「兵庫県の商品を(知事に)PRしてほしいと思った」と説明。商品は男性の告発文書が出回った後、部長が同社側に返却したという。県警は6月下旬に部長から当時の経緯を聴取。部長は同様の説明をしたとみられる。

県の内規では「業務に関連する贈答品は、受け取らないこと」とされている。県は5月、男性を停職3カ月の懲戒処分とする一方、部長については、地方公務員法の懲戒処分にはあたらない「訓告」とした。

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