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容疑者は同じマンションの住民 旅行荷物残し失踪、勤務終了メールが被害者最後の足取り

産経ニュース / 2025年2月5日 18時7分

大阪府東大阪市の山中で男性の切断遺体が見つかった事件。被害者の神岡孝充さんと、大木滉斗(ひろと)容疑者=死体遺棄容疑で逮捕=が住んでいたのは、築15年ほどの13階建てマンションだった。大阪・ミナミの繁華街からほど近いが、住人らによると、静かな住環境で目立った騒音トラブルもなかったという。

大阪府警や国交省などによると、神岡さんは平成7年に同省に入り、航空局での勤務を経て、令和4年から航空保安大学校(大阪府泉佐野市)で会計課長として勤務。このマンションの9階一室に1人で暮らしていた。

最後に無事が確認されたのは12月27日とみられる。この日、年内の最終勤務を在宅でこなし、午後3時ごろに勤務終了のメールを同校に送信。今年1月5日までは正月休暇で、海外にいる妻に会うために日本を出発する予定になっていた。

だが現れず、妻が12月29日に府警に「突然夫と連絡が取れなくなった」と伝え、南署員が神岡さん宅を訪問。インターホンを押したが応答はなく、1月1日には親族からも同様の連絡が府警にあり、府外の警察署に行方不明届も出された。

こうした動きを受け同月1日と4日、親族が立ち会うなどして大阪府警の捜査員が室内を確認。出国準備の荷物は残されていたが、室内に特段の異常はみられなかった。

一方、マンション4階に住んでいた大木容疑者。12月28日には大阪市内や東大阪市内の防犯カメラに歩く姿が写っており、この日に遺体を遺棄したとみられている。1月中旬から所在不明となっていたが、今月2日に和歌山県白浜町で同県警が保護。連絡を受けた府警が3日に逮捕した。

マンションの大半は単身世帯で人間関係は希薄だったといい、2人の接点は不明だ。同僚らによると、神岡さんの勤務態度は真面目で、個人的なトラブルはなかったとみられる。同僚の一人は「前向きに仕事に取り組む職員だった。非常にショックを受けている」と話している。

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