リーダー集まり「役員会議」も…SNS型投資詐欺、逮捕者101人に 新たに4人逮捕 大阪府警

大阪府警本部＝大阪市中央区

2つの詐欺グループの拠点が一斉摘発されたSNS型投資詐欺事件で、大阪府警は9日、詐欺の疑いで、1つのグループの現場リーダー格、大阪府箕面市の無職、大津友輝容疑者（25）ら男4人を新たに逮捕したと発表した。両グループの逮捕者はこれで101人となった。府警はグループが少なくとも約10億円の詐欺に関与したとみて捜査している。

4人は各拠点で「打ち子」らをまとめる現場リーダーを務めていた。府警によると、打ち子らは平均50個のSNSアカウントを利用。グループはリーダー同士が売り上げや今後の方針などを共有する「役員会議」を月2、3回開催していた。逮捕された男の1人は、府警の摘発後に220台のスマホを神戸市内で売却し、証拠隠滅を図っていたという。

4人の逮捕容疑は共謀し、2～7月、30代の男女2人にSNSを通じてバイナリーオプション（BO）の投資を持ち掛け、情報商材名目で40万～140万円をだまし取ったとしている。