1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

大学や研究機関の情報流出防げ 警視庁公安部が担当者集め初のセミナー

産経ニュース / 2024年12月17日 18時39分

大学や研究機関の担当者を集めたセミナーであいさつする警視庁公安部の中島寛部長=17日午後、東京都港区(橋本昌宗撮影)

先端技術の研究に取り組む大学や研究機関に対する外国機関の情報窃取を防ごうと、警視庁公安部は17日、危機管理担当者らを招き、経済安全保障やサイバー攻撃対策に関するセミナーを開催した。大学、研究機関から117人が参加。最新の情報窃取活動について聴いた後、参加者同士で意見交換を行った。

冒頭、公安部の中島寛部長が登壇。「経済安保、サイバーセキュリティー対策の実効性をいかに向上させていくか、みなさんと議論、検討したい」とあいさつした。

その後、中島部長が「経済安保情勢と対策」「サイバー攻撃の情勢と対策」をテーマに説明。偶然を装って接近し、親密になるにつれて重要情報を聞き出そうとする工作員や、実在企業を名乗り講演や取材の依頼が届き、メールでのやりとりの中で「資料」などと偽って悪意のあるファイルをダウンロードさせる手口などを解説した。

公安部は令和3年から企業や大学が被害に遭わないよう、経済安全保障の観点からアウトリーチ(訪問支援)活動を本格化。3年2月~6年11月でのべ7960の企業や大学を訪ねている。

企業ほとんどだが、大学や研究機関は国際的に開かれており、研究者、留学生の交流や共同研究など外部と接触する機会が多いことから、今回、初めて担当者らを集めたセミナーの実施に至ったという。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください