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職員アンケート、1日夕時点で3割以上が回答 斎藤兵庫県知事、30日にパワハラ問題で証人尋問 

産経ニュース / 2024年8月2日 19時25分

百条委員会の第4回会合を受けて取材に応じる斎藤元彦・兵庫県知事=2日午後、神戸市中央区(甘利慈撮影)

兵庫県の斎藤元彦知事に関する疑惑などが文書で告発された問題で、県議会調査特別委員会(百条委員会)の第4回会合が2日、開かれた。職員へのパワハラ疑惑について、30日に斎藤氏に出頭を求め、証人尋問することが決まった。パワハラに関する調査は23日と30日の2日間にわたって実施し、斎藤氏のほか、県職員ら10人に出頭を求める。

2日の百条委第4回会合では、証人に過度な心理的ストレスが生じることが想定される場合、オンライン配信などをしない非公開の「秘密会」とすることが決定。23日の県職員らの証人尋問は非公開で行われる。

告発文書では、出張先で、20メートル程手前で公用車を降りて歩かされただけで「職員を怒鳴り散らした」などと記載。斎藤氏は「業務上必要な指導だった」と否定している。

百条委の奥谷謙一委員長は第4回会合の終了後に報道陣の取材に応じ、斎藤氏の証人尋問について最大2時間と想定していると説明し、「冷静にパワハラに関する事実を確認できればと考える」と述べた。他の疑惑については今後、斎藤氏に出頭を要求するとした。

一方、告発文書で名前の挙がった県の井ノ本知明総務部長が、7月30日から体調不良を理由に休んでいることが判明。知事の側近とされ、文書を作成した元県西播磨県民局長の男性に対し、懲戒処分に向けた内部調査を行った人事課を統括する立場にある。

同じく文書で名前が挙がった片山安孝氏が7月末で副知事を辞職。小橋浩一前理事も体調不良を理由に自ら降格を申し出て、8月1日付で準特別職の理事から総務部付の部長級に異動している。

斎藤氏は2日、報道陣の取材に、百条委の証人尋問について「しっかりと調査に対応させていただきたい」と話した。また、幹部3人が不在となっている状況について「これまでの県政の状況から大きく変わっていることは真摯(しんし)に受け止めている。組織としてカバーしながら、日々の仕事をやっていくことが大事だ」と述べた。

第4回会合では、7月31日から職員約9700人を対象に実施した職員アンケートについて、8月1日午後5時時点で、対象職員数の3割を超える3538件の回答が集まったことも明らかになった。9月13日をめどに最終報告を委託事業者から受け取る予定だとしている。

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