新潟県警、窃盗事件で誤認逮捕 防犯カメラ映像を別人の20歳男性と見誤る

新潟県警本部＝新潟市中央区（本田賢一撮影）

新潟県警は12日、新潟市内のリサイクルショップで商品が盗まれた事件で、同県長岡市の男性（20）を窃盗容疑で誤認逮捕したと発表した。店内の防犯カメラで犯行状況を確認した際、捜査員が別人をこの男性と思い込んだことが主な原因。県警は同日、防犯カメラに映っていた同県三条市の会社員の男（17）＝道交法違反（無免許運転）で逮捕＝をこの事件の窃盗容疑で再逮捕した。

県警によると、5月31日午後10時ごろ、新潟市西区のリサイクルショップで、高級ジャージー上下1点ずつ（計約9万5千円相当）が盗まれた。県警は8月30日に男性を窃盗容疑で逮捕したが、男性は「この店には行っていない」と容疑を否認。その後の捜査で男性にアリバイがあることが判明した。

県警は今月10日、男性と家族に謝罪。県警刑事総務課の白井秀夫課長は「職員への指導を徹底し、適正捜査と再発防止に努める」と語った。