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東京女子医大の岩本絹子元理事長を逮捕、新校舎工事で不正支出疑い 費用の一部還流か

産経ニュース / 2025年1月13日 19時41分

東京女子医大(東京都新宿区)の新校舎棟建設を巡り、大学側に約1億1700万円を不正に支払わせ大学に損害を与えたとして、警視庁捜査2課は13日、背任の疑いで、大学の元理事長で医師の岩本絹子容疑者(78)を逮捕した。捜査2課は、報酬の一部を自身に還流させたとみて全容解明を進める。

逮捕容疑は、平成30年7月~令和2年2月、同大キャンパスの「弥生記念教育棟」「巴研究教育棟」の建設工事で、業務実態のない東京都台東区の1級建築士の男性(68)に対し、「建築アドバイザー」報酬名目で、給料とは別に大学から21回にわたり計約1億1700万円を不正に支払わせ、損害を与えたとしている。

捜査2課は認否を明らかにしていない。岩本容疑者と共謀したとして、建築士の男性のほか、報酬支出の稟議(りんぎ)に関わった大学経営統括部の元幹部の50代女性も任意で捜査している。

東京女子医大の清水治理事長は13日、都内で記者会見を開き、「深くおわび申し上げる」と謝罪した。

東京女子医大を巡っては昨年3月、同窓会組織「至誠会」から勤務実態がない職員に対して約2千万円の給与が支払われたとして、捜査2課が一般社団法人法違反(特別背任)の疑いで、大学本部や岩本容疑者の自宅などを家宅捜索した。

大学側が設置した第三者委員会は昨年8月、大学の経営統括部の業務を岩本容疑者の知人が経営する会社に委託していたことなど、不正支出や利益相反行為があったとする報告書を公表。大学は理事長だった岩本容疑者を解任した。

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