太陽光発電所の銅線ケーブル盗む 容疑でタイ国籍の男４人再逮捕 「金を稼ぐため」と東日本を窃盗行脚

警視庁＝東京都千代田区

太陽光発電所から銅線ケーブルを盗んだとして、警視庁捜査３課は窃盗の疑いで、茨城県筑西市倉持、職業不詳、ウィリアパオ・ピアポン被告（４１）＝入管難民法違反罪で起訴＝らタイ国籍の男４人を再逮捕した。ピアポン容疑者ら３人が容疑を認め、１人が黙秘している。

逮捕容疑は６月１７日午前１時ごろ、群馬県嬬恋村の太陽光発電所で、銅線ケーブル約１６０メートル（時価計約７万円相当）を盗んだとしている。

捜査３課によると、５月に都内で発生した銅線ケーブル窃盗事案の捜査を開始したところ、４人の関与が浮上。７月に入管難民法違反（不法残留）容疑で現行犯逮捕していた。

４人は金を稼ぐために日本に来たという趣旨の供述をしているという。今年４～７月、福島県や群馬県を中心とした１都７県で、同様の犯行を３０件以上繰り返していたとみられ、同課は捜査を進めている。