ラック落下、事故前日に降ろし忘れ 容疑でアフガニスタン国籍の男を逮捕

兵庫県警本部

神戸市中央区港島の市道で４月、中古車販売会社の大型トレーラーから鉄製のラックが落下し、歩行者が下敷きになった事故で、前日に荷台のコンテナからラックを降ろし忘れたとして、神戸水上署などは１０日、業務上過失傷害の疑いで、同社に勤務するアフガニスタン国籍のフェローズ・サナウラ容疑者（２７）＝同区旗塚通＝を逮捕した。容疑を認めている。

逮捕容疑は４月１０日午後２時５５分ごろ、同区港島の同社支店で、フォークリフトを使用し、駐車中のトレーラーに積載されたコンテナの上に鉄製ラックを置いて放置。その後、同社の運転手の男がトレーラーを運転し鉄製ラックを落下させ、歩行中の男性（６０）に重傷を負わせたとしている。

同署によると、事故は４月１１日午前６時４５分ごろ、発生。会社の敷地からトレーラーが車道に出た際、荷台のコンテナ上の鉄製ラック（重さ約９００キロ）が電線に接触して落下して男性が下敷きになり、一時意識不明の重体となった。

トレーラーを運転していた男は今月、自動車運転処罰法違反（過失傷害）罪で、禁錮２年、執行猶予３年（求刑禁錮２年）の有罪判決を受けた。