工事現場から電気ケーブル3千メートル窃盗容疑、ベトナム国籍の2人逮捕

京都府警本部＝京都市上京区

工事現場から電気ケーブルを盗んだとして、京都府警などは５日、窃盗と建造物侵入の疑いでベトナム国籍で名古屋市昭和区田面町の無職、キエウ・バン・トゥアン被告（３３）＝窃盗罪などで起訴済み＝を再逮捕した。また共犯として同国籍で住居不定の無職、ブイ・ドゥック・ドゥア容疑者（２８）も逮捕した。「生活に困ってやった」などと供述し、いずれも容疑を認めているという。

２人の逮捕容疑は氏名不詳者らと共謀して４月１０～１１日、滋賀県長浜市にある商業施設の建設現場に侵入し、電気ケーブル約３千メートル（約６９０万円相当）を盗んだとしている。

府警によると、２人は不法残留中の元技能実習生だった。盗んだ電気ケーブルは金属買い取り店で売却していたとみられる。近畿、中部、北陸で同様の被害が少なくとも数十件確認されているといい、府警が関連を調べる。