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SNS投資詐欺 高額化や長期化、被害に歯止めかからず 1~4月の被害総額は334億円

産経ニュース / 2024年6月18日 21時59分

交流サイト(SNS)で投資家や著名人などをかたり、投資名目で勧誘して金銭をだまし取る詐欺の被害に歯止めがかからない。警察庁によると、今年1~4月に全国の警察が認知したのは2508件で、被害総額は約334億3千万円に上った。前年同期に比べ2133件、約294億6千万円増加した。

1~4月の被害の分析では、犯人側がかたった職業は「投資家」が34・5%で最多。「その他著名人」は19・7%を占めた。「会社員」や「芸術・芸能関係」もあった。

こうした投資詐欺はだまされていることに気づきにくく、被害が長期化し、高額化するケースが少なくない。

茨城県内では昨年11月から今年4月にかけ、70代の女性会社役員が投資詐欺の被害に遭い、計約7億円をだまし取られた。経済アナリストの森永卓郎さんをかたる通信アプリLINE(ライン)のアカウントで勧誘されたという。森永さん本人だと信じ込み、金の積み立て投資のため44回で計6億9千万円を振り込むなどした。その後、インターネットで実業家の堀江貴文さんをかたり投資を勧める広告を見つけ、4回で計約1千万円を振り込んだ。

大阪府でも2~4月、会社経営の70代男性がSNSで、堀江さんらをかたった銀の先物取引名目で14回にわたって指定口座に振り込み、計約2億2490万円をだまし取られた。男性は4月、やりとりしていたアカウントが削除されたことから大阪府警に相談した。

衣料品販売大手ZOZO創業者の前沢友作さんは5月15日、メタなどに、1円の損害賠償と、掲載差し止めを求め、東京地裁に提訴。前沢さんはX(旧ツイッター)に「詐欺広告対策についての具体的な内容提示、責任者への証人尋問を求めます」などと書き込んだ。(梅沢直史)

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