「県警と外務省は知事に報告すべき」 沖縄少女誘拐・暴行事件で「オール沖縄」が批判

記者会見する「オール沖縄会議」の幹部ら＝２６日午後、那覇市（大竹直樹撮影）

１６歳未満の少女を誘拐し性的暴行を加えたとして、不同意性交とわいせつ誘拐の罪で在沖米空軍兵長の男が起訴された事件を受け、玉城デニー沖縄県知事の支持母体「辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議」が２６日、那覇市内で記者会見し、報道で発覚するまで事件について知事に外務省や県警から報告がなかったことを問題視した。

オール沖縄会議の福元勇司事務局長は「県警と外務省は（性的暴行の）事実を知った時点で県のトップに伝えるべきだ」と述べ、「軍事優先で人権や人間の尊厳が一切無視されている」と批判。「県民の怒りの臨界点を越えている」と主張した。糸数慶子共同代表は「いつまで沖縄県民が犠牲にならなければいけないのか」と怒りをあらわにした。