気に入らないと机叩いて怒ったり、激高すること日常茶飯事…元県民局長、兵庫知事の素行を陳述書に残す

音声データが流され、資料を見ながら音声を聞く委員たち＝１９日、神戸市中央区（南雲都撮影）

兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑を告発する文書を作成し、今月７日に死亡した元県西播磨県民局長の男性（６０）が残した音声データと陳述書をめぐり、県議会の調査特別委員会（百条委員会）の第３回会合が１９日午後に開かれた。百条委ではこれらを審議の対象とすることを決めた上で、職員の氏名といった個人情報をマスキングした男性の陳述書を報道陣や傍聴人らに公開した。

斎藤氏のパワハラ疑惑について、陳述書では「知事室における協議時には、気に入らないことがあると机を叩いて怒ったり、激高することは日常茶飯事で、政策会議メンバーなど主要な職員にとってはいくらでも経験があるはずです」などと指摘。

叱責を受けた職員の名や日付などを添え、その他の事例では「かなりの精神的負担を関係職員に与えていた」とも記していた。