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三菱UFJ元行員、盗んだ金塊を所有者の来店前に買い戻して補塡 発覚逃れる隠蔽工作か

産経ニュース / 2025年1月15日 13時54分

三菱UFJ銀行の貸金庫から金品が盗まれた事件で、警視庁捜査2課に逮捕された元行員、今村由香理容疑者(46)が、盗んだ金塊を質入れした後、所有者の来店前に買い戻すなど、発覚を免れるための隠蔽工作をしていたことが15日、捜査関係者への取材で分かった。FX(外国為替証拠金取引)や競馬で多額の借金があり、埋め合わせのために貸金庫から盗んでは補塡を繰り返し、悪循環に陥っていたとみられる。

捜査関係者によると、今村容疑者は令和2年4月~6年10月、複数の支店の貸金庫から計60回にわたり、現金計約10億円と時価計約7億円相当の金塊を盗み取っていたとみられる。

今村容疑者は盗んだ金塊を首都圏の複数の質店に質入れしていたが、貸金庫の顧客の利用頻度や預け入れ内容などを把握。盗む前の状態をスマートフォンで撮影しているケースもあった。調べに対し、「利用サイクルを踏まえ、どこからとろうか決めたこともあった」と供述しているという。

今村容疑者が犯行に手を染める原因となったのが、FXや競馬への過度な投資だった。競馬は平成20年ごろに始め、その後FXにも手を出したが、25年秋には700万円以上の負債で民事再生手続きを申請した。

しばらくは離れていたが26年ごろに再開。これまでにFXで約10億円、競馬で約3千万円の損失を出しており、カードローンや消費者金融からの借り入れを重ねていた。

捜査2課は、多額の借金が犯行動機になったとみて調べている。

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