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告発文書は誰が書いたか、知事から作成者特定の指示 協議同席の兵庫県部長が証人出頭 

産経ニュース / 2024年9月5日 16時25分

8月30日の百条委員会に出席した際の斎藤元彦兵庫県知事=神戸市中央区(代表撮影)

兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題を巡る5日の県議会調査特別委員会(百条委員会)で、県産業労働部長の原田剛治氏が証人として出頭した。原田氏は文書の存在を把握した知事が、県幹部らと対応を協議した場に同席。知事から作成者の特定などの指示があったと証言した。

原田氏は、文書にも名前が記載されている知事の側近の一人。証言などによると、斎藤氏は、県西播磨県民局長だった男性(60)が文書を作成、配布した後の3月20日に文書の存在を把握。翌21日夕に、文書に名前が挙がった元副知事の片山安孝氏、前理事の小橋浩一氏、前総務部長の井ノ本知明氏、原田氏の5人が知事室で文書について協議したという。

原田氏はその際、「みんなで元局長じゃないかと話したことを覚えている。われわれの名前や人事の話もあって総合的に元局長ではないかと推測した」と言及。「文書の内容がほんまかなというのを抑えていこうという話になった」「そのときは(職員の)メールを調べることになった」と述べ、誰からの指示かとの問いには「知事からの」などと証言した。

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