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日本気象協会にサイバー攻撃 最大寒波の襲来時、天気予報サイトへのアクセスを妨害

産経ニュース / 2025年1月9日 11時53分

日本気象協会は9日、運営する天気情報サイト「tenki.jp」がサイバー攻撃を受け、利用しずらい障害が発生したと発表した。インターネットサーバーに大量のデータを送りつける「DDoS(ディードス)攻撃」が原因とみられ、同協会は復旧を急いでいる。今季最大の寒波が襲来し、本州の日本海側を中心に大雪が予想されている中で、サイバー攻撃が気象情報の提供を妨害した形となった。

同協会によると、サイバー攻撃は9日午前7時1分に発生した。攻撃は遮断できているが、送り付けられた大量のデータを処理するために通信回線がひっ迫しており、ウェブサイトにアクセスしずらくなっている。同協会は今月5日にも攻撃を受けたが、今回はこれとは別に、新規の攻撃があったという。

同協会は、悪天候や災害発生時のアクセス集中などに備えてサーバーを増強し、障害が発生しにくいように二重化するなどの対策を取っていたが、サイバー攻撃で予想値を超える負荷がかかったという。昼過ぎの回復を目指して復旧を急いでいる。

同協会は昭和25年に運輸省(現国土交通省)所管の外郭団体「気象協会」として設立された。その後、地方ごとにあった気象協会を全国統合し、平成21年に一般財団法人に移行。気象予報や地震などの災害情報を提供している。

気象庁は今月10日にかけて強い冬型の気圧配置になり、本州の日本海側を中心に降雪が続き、平地でも大雪となる恐れがあるとしている。9日を中心に東北地方の南部日本海側、北陸地方、東海地方では、降雪が強まる予報となっている。国交省も公共交通機関の大幅な遅延や運休が発生するとして、不要不急の外出を控えるよう求めている。(高木克聡)

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