「ボヤ騒ぎ起こした隙に本を万引」イオン鶴見緑地の書店へ放火未遂疑い、29歳男を逮捕

大阪府警本部

大阪市鶴見区の大型商業施設「イオンモール鶴見緑地」の書店に放火しようとしたとして、大阪府警鶴見署は１８日、現住建造物等放火未遂の疑いで、大阪市城東区放出西のアルバイト、喜多俊之容疑者（２９）を逮捕した。喜多容疑者は「コミック本が欲しかった。ボヤ騒ぎを起こし、店員が気を取られている隙に本を万引した。書店を燃やそうとしたわけではない」と供述しているという。

逮捕容疑は１０日午後１時４０分ごろ、同施設４階の書店の商品棚（高さ約１５０センチ）につるされたキーホルダーやタオルに何らかの方法で火を付け、店を燃やそうとしたとしている。火は従業員らによってすぐに消し止められた。

府警によると、防犯カメラの映像などから喜多容疑者が浮上。「ライターで火をつけた」と供述しており、詳しい状況を調べている。このボヤ騒ぎで当時施設内にいた客や従業員約２千人が避難したほか、従業員の男性１人が煙を吸い込み搬送されたという。