「強力な部隊で逮捕、抵抗はしなかった」 北九州の中3殺傷、福岡県警記者会見一問一答

北九州中３殺傷事件の容疑者逮捕について説明する福岡県警小倉南署の持丸宗徳署長（左）ら＝19日午後、北九州市小倉南区

北九州市小倉南区のマクドナルドの店舗で、中学3年の男女が刺され、同区の中島咲彩（さあや）さん（15）が死亡、男子生徒（15）が致命傷になりかねない深いけがを負った事件で、福岡県警は19日、殺人未遂の疑いで北九州市小倉南区長尾、無職、平原政徳（ひらばる・まさのり）容疑者（43）を逮捕した。19日正午から県警小倉南署で行われた持丸宗徳署長、橋本浩輔・捜査1課長の記者会見の一問一答は次の通り。

－－平原容疑者の認否は

「認めている。『確かにその通りのことをしました』と」

－－犯行の動機は

「詳細な供述を得ていない」

－－どうやって現場に

「車で。防犯カメラ捜査で明らかになった。車で来て車で逃走した」

－－凶器の発見は

「まだ」

－－どのような思いで捜査を

「15歳の将来のある中学生を巻き込んだのは許しがたい。卑劣極まりない。不眠不休で、必ず捕まえるという意気込みで捜査に当たった」

－－通り魔的な犯行か

「現時点では面識がないとみている」

－－逮捕の決め手は

「決め手になったのは防犯カメラと県民市民から提供いただいたドライブレコーダー。合わせて百数十あり精査した」

－－中島咲彩（さあや）さんの事件についての供述は

「殺人未遂事件について聞いているが、当然中島さんへの殺人容疑での再逮捕も視野に入れている」

－－逮捕時の様子は

「強力な部隊で逮捕に臨んだこともあり、抵抗はしなかった」