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「天国から見守って」「ずっと一緒」 相模原殺傷事件から8年、やまゆり園で追悼式

産経ニュース / 2024年7月26日 12時25分

献花する津久井やまゆり園の入所者ら=26日、相模原市緑区(高木克聡撮影)

相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で平成28年7月、入所者19人が殺害され、職員2人を含む26人が重軽傷を負った事件は26日で発生から8年となり、園で追悼式が開かれた。遺族や入所者が黙禱(もくとう)をささげ、入所者を代表して奥津ゆかりさん(55)が「これからも天国から、見守ってください」と追悼の辞を読み上げた。

追悼式では、永井清光園長(54)が「8年の歳月が流れた今も、あのときの皆さんの笑顔はみんなの心の中で生き続けています。これからもずっと一緒です」としのんだ。主催した神奈川県によると、一部の遺族や黒岩祐治知事ら約90人が参列した。

朝から献花に訪れる人が絶えず、次女が障害を抱えているという「神奈川県重症心身障害児(者)を守る会」顧問の伊藤光子さん(82)は「『ともに生きる社会』にはまだなっていないと感じる。(障害者福祉への)関心がいつもみんなの心にあってほしい」と願い、手を合わせた。

現場となった当時の建物は取り壊され、県が居住棟などを再建した。事件を風化させないため、園前の交流広場には、献花台や二度と事件を起こしてはいけないとの決意が記された鎮魂の碑で構成するモニュメントを設置。献花台には、遺族が同意した10人の名前が刻まれている。現在、園には55人が入所している。

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