遺体撮影、遺骨送り付け…連続幼女誘拐殺人事件 警視庁150年 84/150
産経ニュース / 2024年10月7日 7時0分
昭和と平成のはざま、埼玉県と東京都で女児4人が誘拐、殺害された。犯人は「今田勇子」の名で遺骨や犯行声明を遺族や新聞社に送りつけ、遺体を撮影し切断。犯罪史上類を見ない残虐な事件は世間を震撼(しんかん)させた。
警視庁では平成元年6月、深川署管内で女児(5)の捜索願が出され、捜査が始まった。類似の手口を調べると、7月に八王子署でわいせつ事案で逮捕されていた印刷業手伝いの宮崎勤=当時(26)が浮上した。深川署の誘拐事件を追及した結果、宮崎は犯行を自供。奥多摩で女児の頭蓋骨が発見され、埼玉県内の犯行もほのめかしたことなどから一連の事件が解決に向かった。
当時警視庁で取り調べを担当した捜査1課の大峯泰広は、宮崎が好きななぞなぞクイズなどの話で信頼関係を築いた。埼玉県警では「落としの典道(テンドウ)」と呼ばれた捜査1課の佐藤典道が黙秘する宮崎に毎朝「勤ちゃん、おはよう」と声をかけ続けたという。
宮崎の自室からはアニメなどのビデオが大量に見つかり、「オタク」や小児性愛(ペドフィリア)への批判も高まった。公判では「遺体を食べた」との新供述も出た。精神の異常性を巡り刑事責任能力の有無も争点となったが、18年に最高裁で死刑判決が確定。20年に執行された。=敬称略(前島沙紀)
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