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死亡の1歳男児、8月にやけどで10日間入院 母親らと面談の児相、虐待リスク「低い」と判断

産経ニュース / 2024年10月9日 18時48分

1歳の西村結翔ちゃんが死亡した集合住宅=8日夜、大阪市平野区(木下倫太朗撮影)

大阪市平野区の西村結翔(ゆいと)ちゃん(1)が腹部内出血で死亡した事件で、結翔ちゃんが8月に自宅でやけどをして入院し、管轄の児童相談所が母親や交際相手から聞き取りをしていたことが9日、分かった。2人の説明に不審な点はなく、虐待のリスクは「低い」と判断したという。

大阪市南部こども相談センター(児相)などによると、結翔ちゃんは8月23日、自宅で哺乳瓶に入った熱いミルクが体にかかって背中の広範囲にやけどをし、約10日間入院した。

児相は結翔ちゃんが入院中の8月29日に自宅を訪問し、面談した20代の母親は「ミルクを作ろうとして、目を離したすきに子供が触ってやけどをした」と説明。退院後の9月4日に児相が再び母親と面談した際には、自宅内の安全対策に取り組んでいたという。

児相は同11日に母親の交際相手の20代男性にも電話で連絡を取ったが、不審な点は確認できず、一時保護などの措置を取らなかった。

捜査関係者によると、結翔ちゃんは司法解剖の結果、小腸が断裂していたほか、肋骨(ろっこつ)も骨折していた。府警は腹部を強く圧迫されたとみて、殺人や傷害致死容疑を視野に捜査している。

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