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「批判の風向き変えたい」 知事「覚えはない」との回答を修正 告発者の処分指示に絡む問題で 斎藤兵庫県知事の文書告発問題

産経ニュース / 2024年8月27日 20時22分

兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などが文書で告発された問題を巡り、県議会調査特別委員会(百条委員会)で、告発者の懲戒処分により斎藤氏が「(自身への批判の)風向きが変わるのでは」と発言したとの証言について、斎藤氏は27日の定例会見で、「(発言の)覚えはない」とした従来の回答を修正し、「百条委の中で懲戒処分にかかる質問に答えるほうがいい」と述べた。

23日の百条委の証人尋問などによると、告発文書を作成、配布した元県西播磨県民局長の男性(60)が文書内容を県の公益通報窓口に通報したことから4月中旬、県幹部に「通報結果が出るまで処分を待った方がいい」と部下が進言した。

しかし、斎藤氏は人事当局に「(公益通報の)調査結果を待たずに処分できないか」と指示したという。併せて、「『懲戒処分すれば(自身への批判の)風向きが変わるのでは』と知事が言っていると聞いた」との証言もあった。

斎藤氏は今月26日午前、「風向きが変わる」との発言の事実関係について報道陣に「その覚えはない」と回答した。ところが、翌27日の会見では一転して「(記者から)そのような質問は受けていない」とし、「私も朝イチでどういうやり取りか覚えていない。正確な認識をしていない中で答えたかもしれない」などと釈明した。

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