「下から突き上げるような揺れ」 震度５弱の神奈川・厚木市など対応に追われる

地震が発生した影響で試合中断を伝えるスコアボード＝横浜スタジアム（撮影・長尾みなみ）

９日午後７時５７分ごろに発生し、神奈川県西部で最大震度５弱を観測した地震で、県内の各市町村では被害の確認などの対応に追われた。

震度５弱を観測した厚木市では職員に参集命令をかけ、情報収集に当たっている。市危機管理課の担当者は「短い間に下から突き上げるような揺れだったが、ものが倒れるということはなかった」と話した。

震度５弱だった清川村の防災を担当する課の職員によると、９日午後８時半現在、目立った被害は報告されていない。「地震発生時はドーンと一度大きな揺れがあった。揺れは長くなかった」と話した。同村は、南海トラフ地震の想定震源域外にあるものの、村内の被害の有無について調べている。この職員は「地震はいつ、どこで起きるか分からない。備えが大事だと改めて感じた」と語った。