大規模地震、過去6例は4日以内、14日後の発生例も 南海トラフ「巨大地震注意」
産経ニュース / 2024年8月12日 20時8分
宮崎県で最大震度6弱を観測した地震を受け、気象庁が南海トラフ地震臨時情報の「巨大地震注意」を発表してから12日で4日が経過した。現在のところ、各地の観測データからは巨大地震につながるプレート境界の異常は検出されていない。世界の大規模地震の事例分析では、大きな後発地震の発生は3日以内に集中するが、14日後に起きた事例もある。
「あくまで統計的なものなので、今回の地震活動について判断するための材料ではない」。気象庁の担当者は12日、大規模地震の事例分析についてこう強調した。
気象庁は8日夕方、宮崎県沖で起きたマグニチュード(M)7・1の地震を受け、7日以内の巨大地震発生が「数百回に1回」に高まったとして臨時情報を出した。
根拠になったのが内閣府がまとめた過去事例分析だ。1904~2014年に世界で発生した大規模地震で、大きな地震の規模を正しく示すのに適した「モーメントマグニチュード」(Mw)で7以上の地震1437回のうち、震源50キロ以内で7日以内にMw8級以上の後発地震が起きたのは6回。発生確率は約0・4%で平時の確率約0・1%を上回り、「地震学的には極めて高い」(有識者)とされる。
一方、過去6回は1日後に4回発生し、2、3日後に1回ずつだった。2日後のケースには、平成23年3月11日にMw9・0が起きた2日前にMw7・3が起きていた東日本大震災が含まれる。分析では発生直後ほど確率が高く、時間がたつほど下がる。ただ、しばらく空けて14日後に2回発生した。気象庁の担当者は「1週間たった後も事例はある。やはり日頃から備えておくのが大事だ」と続けた。
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