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能登半島「雨の勢いすごい」「来ない方がいい」 珠洲の陶芸家、現地向かう途中で断念

産経ニュース / 2024年9月21日 14時14分

大雨で水があふれ、川のようになっている道路=21日午前、石川県輪島市(住民提供)

石川県能登地方での線状降水帯の発生に伴う大雨で、同県珠洲(すず)市の伝統工芸「珠洲焼」の陶芸家、篠原敬さん(64)は21日、現地の状況について「雨の勢いはすごいし、川も氾濫している」などと語った。

篠原さんはこの日午前8時ごろ、珠洲市内で陶工仲間との打ち合わせをするため、仮住まいする同県野々市市の自宅を車で出発。しかし、珠洲市に近づくにつれて雨の勢いは増すばかりだった。途中で電話した珠洲市の友人から「来ない方がいい」と言われ、半島の穴水町付近でやむなく引き返したという。

篠原さんは元日の地震で珠洲市内の山間部にある工房の窯が倒壊。その後、作品の制作を再開し、今月には市内に完成した共同窯で作品に火入れする「初窯」を控えていた。工房には仮設の建物が完成したばかりで、初窯に向けてつくった大切な作品もあるという。

篠原さんは「工房の周りは地盤が緩んでいる上、小さい川もある。もしかしたら氾濫するかもしれない」と不安そうに話した。

また、同県輪島市の宿泊施設の担当者は「市外からのアクセスが完全に遮断されてしまった。各地で道路が冠水し、川の氾濫も起きて社員が出社できない」などと語った。

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