台風10号、九州の物流に大きな影響 宅配便各社で預かり停止 郵便局でも業務停止

台風10号の接近に伴い、九州で物流に大きな影響が出ている。

ヤマト運輸は29日午前9時時点で、全国から鹿児島県の全離島向けの荷物預かりを停止。クール宅急便は、全国から九州全域あての荷物預かりを停止した。同日は福岡、長崎、鹿児島各県の一部営業所を除き終日、九州全域で営業所業務を中止する。

ヤマト運輸は公式ホームページで「台風10号は暴風域を伴って強い勢力で日本列島に接近しており、今後フェリー、航空機、貨物列車の欠航または遅延、高速道路における道路規制などの発生が予想されます」と今後、全国的に荷物の発着に遅れが予想されると説明している。

佐川急便も29日午前8時半時点で、鹿児島、宮崎、大分、熊本、長崎の5県全域と全国との間で、荷物預かりと配達を停止。佐賀、福岡の両県は同日午後から、同様に全域で停止予定という。

また日本郵便は29日の長崎、熊本、宮崎、鹿児島の4県全域の郵便局（簡易郵便局を含む）の窓口業務や集荷、配達など全業務を休止。福岡、佐賀、大分の3県では同日、窓口業務は通常通り行う予定だが、午後3時以降、配達や集荷業務を休止する。