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家具転倒防止や備蓄、避難場所など確認を 南海トラフ地震臨時情報の呼びかけ終了後も

産経ニュース / 2024年8月15日 19時35分

南海トラフ地震臨時情報の発表から1週間が経過し、警戒度の高い防災対応を求めてきた政府の呼びかけが15日で終了した。ただ、大規模地震発生の可能性がなくなったわけではなく、自宅や勤務先近くの避難場所、備蓄、家族での情報共有など、各自の備えを改めて確認しておく必要がある。(橋本昌宗)

内閣府などによると、大地震では家具の転倒や移動で負傷したり、避難経路をふさがれたりするケースが多く、家具を固定するほか、「できるだけ部屋に物を置かない」ことを推奨する。たんすは引き出しが飛び出すことがあるため、置く向きを見直すほか、戸が開くタイプの食器棚などは留め金の設置や、滑り止めシートを敷くなどの対策が有効だ。

南海トラフ地震では、沿岸部に津波が押し寄せる恐れもある。自宅や学校、勤務先近くの避難できる場所やそこまでの経路を確認するほか、電話やインターネットが不通になった場合に備え、家族の集合場所を決めておくことも重要だという。

水や食料の備蓄も欠かせない。通常の地震では、水は1人当たり1日3リットルを3日分、湯や水を入れることで食べられる「アルファ米」など食料も家族全員の3日分を用意しておくことが推奨される。ただ、南海トラフ地震では広範囲に被災する可能性が高く、支援物資の到着や物流の回復に時間がかかる恐れがあり、1週間以上分の備蓄も考えておいた方がよさそうだ。

備蓄で意識したいのが「ローリングストック」だ。ただ単に押し入れの奥にしまっておくだけでは、消費期限の管理が難しいため、普段使う水や食料を多めに購入しておき、使っては買い足すことを繰り返して常に備蓄がある状態にできるという考え方だ。

自治体の防災担当者は「避難生活ではかなりのストレスが予想されるので、ローリングストックで自分の好きな食べ物や飲み物を備蓄しておくと少し軽減できるかもしれない」と話している。

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