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阪神の選手らが2軍施設の鳴尾浜球場で最後の黙禱 1994年秋の竣工後に被災

産経ニュース / 2025年1月17日 12時29分

犠牲者に黙祷する阪神の選手たち=17日、兵庫県西宮市の鳴尾浜球場(中島信生撮影)

阪神大震災から30年となった17日、プロ野球阪神は兵庫県西宮市の2軍施設、鳴尾浜球場で自主トレーニング中の選手、スタッフら約60人が、練習開始前に約1分間の黙禱(もくとう)を行い、震災犠牲者らを悼んだ。

同球場は1994年秋に竣工(しゅんこう)。グラウンドと室内練習場、寮が1カ所にそろった鍛錬の場として、整備されたばかりだった。だが、初のシーズンを控えた95年1月17日に被災。グラウンドには亀裂が入り、液状化などの被害も受けた。

当時、新人で入寮したばかりだった北川博敏2軍打撃チーフコーチも黙禱に参列。被災した当時を「手をついて(体を)必死におさえていた。部屋の窓から見える高速道路の明かりが、一瞬にしてバチンと切れた。怖くて動けなかった」と改めて振り返った。

選手らは毎年、この地で黙禱を続けてきたが、3月には兵庫県尼崎市に新たな2軍施設が誕生する。このため、同球場での黙禱は、今回が最後となる。

粟井一夫球団社長は「30年の節目。いろいろと思い起こし、いつもより考えることも多かった」と当時を思い返しながら、「(移転先の)尼崎でも伝えていく役割がタイガースにはある」と語り、今後も何らかの形で追悼を継続していくとした。

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