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日米韓の海上保安機関が初の合同訓練、海洋進出強める中国念頭に

産経ニュース / 2024年6月6日 20時59分

海上保安庁は6日、米沿岸警備隊、韓国海洋警察庁と初の合同訓練を日本海沖で実施した。日米韓の海上保安機関が先月、海洋安全保障に関する連携強化で合意したことを受けての取り組みで、海洋進出を強める中国を念頭に3カ国の結束を内外に示す狙いもある。

訓練は京都・舞鶴沖にある日本の領海外で、船舶同士が衝突し火災が発生したとの想定。3機関の巡視船や航空機が参加し、海難船舶の情報共有や捜索区域の設定、人形を漂流者に見立てた捜索救助なども行われ、相互の連携や運用上の課題を確認した。

日米韓は昨年8月の首脳会談で「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、協力することで一致。今年5月には3カ国の海上法執行機関が連携強化を図り、東南アジアや太平洋島嶼(とうしょ)国が海洋資源の保護や違法漁業対策などに即応できるよう海上保安能力の向上を支援することで合意した。

多国間の連携強化を急ぐ背景には、東・南シナ海双方で海洋進出を強める中国への対応が念頭にある。今年4月の日米比3カ国首脳会談では、中国の海洋進出を「深刻な懸念」と明記した共同声明を発表。来年中に3カ国の海上法執行機関による合同海上訓練や周辺海域のパトロールなどを実施することなど協力関係のさらなる強化を確認した。

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